暗い廊下と鳩時計


軽い眩暈。
視界も少しぼやけている。
日付が変わったと同時に、貴方は居もしない何かに揺り起こされるように目を覚ましてしまった。
トイレに行こうと布団を出た貴方は長めの階段を一段ずつ降りる。
ようやく暗い廊下に差し掛かった時、普段とは違う空間のような異様な気配を感じた。
さらに電球も切れ掛かっているのか、電気を付けても妙に暗い箇所が多い。
ぬるい冷や汗に反応して時間の流れは意地悪く鈍り
床の軋む音や得体の知れない低音らが心拍数を上げる。
時計の音が嫌に響く廊下では、木の木目がヒトの顔に見えてしまった。
話の通じない無数の顔。
口を呆けたように開けているくせに、その何処を見ているかわからない目だけは確かに害意を持ってるのがわかる。
ふと、貴方は時計の音がすること自体に疑問を持つ。
廊下に掛けてある鳩時計の電池はとっくの昔に切れていたはず。


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夢の展望台

誰もいない草原
霧のように漂っているのは可視化した孤独感である
今にも雨が降り出しそうな雲模様の下に
貴方は心配になった
遠くに鉄塔が見える
好奇心と不安がその景色を一層際立たせた

1.ベッドの上に戻る。
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2.塔を目指す。
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意識漂流40℃

高温度の意識化において他人からは見えも聞けもしない自己の宇宙を当てもなく漂いながら抑圧不可能なリズムを浴び続けるカーニバルとも言える時間が開始しました。
貴方は精神世界の深奥を体験することによって日常生活の中では得られない発想を得たり精神的な力を増強させられる可能性があります。

1.それは危険を伴う時間でもある。速やかに眠りに付く。
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2.可能性を試す。
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デンシガイ

楽しい都会へようこそ。
排気ガスをアロマ代わりに色づくライトの点滅に眩暈を感じながら無数の交差を体験してください。
車スレスレのベビーカーにはご注意。

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